日本中毒学会認定制度(認定クリニカル・トキシコロジスト)とは

日本中毒学会の大きな特徴のひとつは、多職種の専門家が集う点にあります。医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、救急救命士、各種研究者、行政担当者など、多様な職種の会員が、それぞれの知識を共有し、相互に理解を深めながら、共通の言語と知識を土台にして、中毒患者に対するチーム医療の実践に努めています。

こうした学際的な連携をさらに強化するために、日本中毒学会では2011年度より、多職種に対応したユニークな認定制度「認定クリニカル・トキシコロジスト」を設けています。

この制度は、薬物・毒物中毒に関する十分な知識と技能を備えた専門職を養成し、高度な知識・技術・倫理観に基づいた最適な治療を通じて、国民の健康と安全に寄与することを目的としています。

受験資格は、本学会の正会員であり、申請時点まで継続して3年以上の会員歴があること、加えて中毒に関連する実務経験(臨床、剖検、分析、情報提供など)を3年以上有していることが必要です。

2025年7月現在、249名の会員が認定クリニカル・トキシコロジストとして認定され、我が国の中毒医療の発展に貢献しています。
中毒医療に携わる皆さまも、ぜひ本制度への挑戦をご検討ください。

2025年8月
日本中毒学会 認定委員会委員長 宮内 雅人

日本中毒学会認定制度「規則・施行細則」(※2015年1月22日改訂)

初めて認定申請される方は「新規申請について」

問い合わせ先・関係書類送付先

日本中毒学会 事務局
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