日本中毒学会機関誌「中毒研究」(The Japanese Journal of Clinical Toxicology)について
『中毒研究』は、日本における臨床中毒分野で唯一の専門医学雑誌として、1988年の創刊以来、中毒診療の最前線で得られた貴重な知見を発信し続けています。年4回の定期発行を通じて、中毒診療における実践的な知識の共有と、臨床研究の発展に貢献してまいりました。
本誌では、以下のようなさまざまな形式での論文投稿を受け付けています。
・臨床研究や基礎研究の成果をまとめた原著論文
・貴重な症例の診療経験を共有する症例報告
・速報性の高い研究成果を発表するレター/速報
・中毒原因物質、症状、検査値、治療経過、画像所見などにおいて興味深い知見を含む症例を、簡潔に
報告する症例短報(新奇性やデータが限定的な症例も歓迎します)
・特定の領域における最新の知見をまとめた総説
・各種委員会による活動報告
査読を経て掲載された論文は、冊子体での発行と同時にJ-STAGEで電子公開されます。これにより、掲載論文への迅速なアクセスが可能となり、国内外の研究者による引用機会が広がっています。また、オープンアクセスによる公開は、中毒診療にかかわる医療従事者の皆様への情報提供にも貢献しています。
毎年3月発行の第1号と12月発行の第4号では、通常の投稿論文に加え、編集委員会による充実した特集企画を展開しています。この特集では、その分野の第一線で活躍されるエキスパートの方々にご寄稿いただき、以下のような幅広いテーマを取り上げています。
・日常診療で遭遇する中毒症例への実践的アプローチ
・新規薬物や違法薬物による中毒への対応
・自然毒・動物毒による中毒の最新知見
・中毒診療における分析技術の進歩
・解毒薬の適正使用に関する考察
・中毒情報の収集・解析と予防医学的アプローチ
中毒診療の進歩には、医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、救急救命士など、多職種の専門家による知見の共有が不可欠です。本誌は、日本中毒学会会員はもちろんのこと、中毒学に関心をおもちのすべての方々からの投稿を歓迎いたします。第一線の臨床現場での貴重な経験から、基礎研究で得られた新たな知見まで、皆様の研究成果を『中毒研究』にご投稿ください。
また、若手研究者の方々からの投稿も積極的に歓迎いたします。編集委員会では、投稿された論文がよりよいかたちで掲載されるよう、建設的な査読プロセスを心がけています。
投稿に関するご不明点は、編集委員会まで遠慮なくお問い合わせください。詳細は本学会ホームページに掲載の投稿規定に記載していますが、事前のご相談も承っています。皆様からの意欲的なご投稿を、心よりお待ちしております。
2025年1月
日本中毒学会 編集委員会
委員長 大谷 典生
投稿にあたって/オンライン投稿はこちら
投稿にあたって/オンライン投稿はこちら本誌に投稿する際、投稿規定に従って論文を作成し、投稿の手引きを参照のうえ、下記より必要書類を投稿してください。オンライン投稿はこちら...
続きを読むバックナンバー総目次(第22巻~)
バックナンバー総目次(第22巻~)・第22巻(2009年) (PDF) ・第23巻(2010年) (PDF)・第24巻(2011年) (PDF) ・第25巻(2012...
続きを読むオンラインジャーナル(第24巻~第34巻)
日本中毒学会では、学会機関誌「中毒研究」に掲載された投稿論文(pdf)を、2017年より一般公開しダウンロードできるサービスを開始しました。現在、一般公開していますのは、投稿時掲...
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